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パイプハウスその1 [農業用の道具]

栃木の冬は結構寒い。
パイプハウスつくって、冬にどの程度作物が育つのかわからないが、とりあえずやってみよう。
また体当たりネタです。

パイプハウスを建ててくれる業者さんがあります。
パイプハウスの資材を売ってくれる業者さんもあります。
いろいろと調べてみたら、人に建ててもらうと、部品の代金の倍の金額がかかるとのことでした。
部品が手に入っても、建てるのは人ですから、人件費がかかるのは当然。
ケロケロトンボ農園にはお金が無いので、自分で建てることにしました。
また、一度自分で苦労して建ててみれば、次から人に建ててもらうにしても、いろいろと勘所をつちかえるだろうとも思いました。

資材の購入。
農業資材を扱っているホームセンターで見積もりをしてもらい、店の人やハウスを建てた経験がある人に、わからないことを聞きながら、必要な資材を決定。
購入して畑に届けてもらうと、どうやって使うのかわからないような部品がずらり。
部品屋さんによると、「組み立て説明書のようなものは無い!!」とのことで、無理を言って、手書きの簡単な説明書をつくってもらいました。
古河にあるジョイフル本田というお店で買いましたが、そこの担当の根岸さんという人が優秀な人で、とても助かりました。
また、「1人で建てるのは絶対に無理!!」と断言されました。
実際、2人以上いないとできない作業もあるし、1人でできる作業も2人でやった方が、倍以上、はかどる感じです。

悩んでいても始まらないので、とりあえず、建てる場所に直管パイプを置いてみました。
IMGP0776ハウス1.jpg


私が買った直管パイプには45cmおきに目盛りが打ってあり、その目盛りがずいぶん役に立ちました。
部品なんかも、使ってみると、よく考えてあるなーと唸らせられるものばかり。
デコボコの農地にも建てられるように、部品や資材にうまく遊びがつくってあり、少々適当に建ててもちゃんとできます。
でも、きちんと寸法通りにやると、気持ちいいくらい楽に組めるので、向上心がかきたてられます。
不思議な資材ですね。パイプハウスの資材は。

曲管パイプを45cmおきに土に刺してつないでいきます。
これが、文章で書くと簡単なのですが、すごく大変な作業です。
土に穴をあけるのも大変だし、パイプをちょうどいい角度で、ちょうどいい深さに刺すのが難しい。
でも、淡々とがんばって刺していくと、どんどん形になっていくので、嬉しかったです。
IMGP0781ハウス2.jpg

IMGP0792ハウス3.jpg

IMGP0812ハウス4.jpg

IMGP0820ハウス6.jpg

IMGP0826ハウス7.jpg


曲管パイプを設置したら、曲管パイプ同士を直管パイプで繋いでいきます。
また、オキジットという、ビニールを留めるための資材も取り付けます。
IMGP0953ハウス9.jpg


表面と裏面(入り口と出口の面)をつくります。
パイプやオキジットを適当な長さに切って、組んでいきます。
扉が開かなくなったら困るので、ここは慎重に。
IMGP1000ハウス10.jpg



とりあえず、ここまでできました。
途中、塩谷町の博士、千葉の食通のおじさん、埼玉のちょいワルおやじに、手伝ってもらいました。
太平洋ひとりぼっちの作業中に、忙しい合間をぬって手伝いに来ていただくと、本当にうれしいです。
ホントにホントに、ありがとうございました。

これから、もう少し手を加えて、ビニールを貼って、完成です。
完成したら、中で苗をつくったり、冬の間の作物をつくったりできる予定。
農業は、サラリーマンの時より、長い目で見た計画や作業が必要な気がします。
私は会社では下っ端だったので、言われたことをやるだけでしたが、きっと会社でも経営者の人たちは、長期的な視野に立った経営戦略を練っていたのでしょう。
今は、一人で社長や社員やアルバイトさんの役をこなさなければならないので、新鮮なような大変なような。


作業をしてた時、セグロセキレイが遊びに来ました。
IMGP0971セグロセキレイ.jpg

コンパクトカメラなので、ちょっとボケボケ。
こういう時、いいカメラを持ってたらなーと思います。
引っ越しの荷物をまだ整理できてないので、それを整理してカメラも引っ張り出さないと。
まだ収入の無い毎日ですが、結構忙しいです。
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星ふる学校 [小山市周辺]

小山市の北70kmに、星ふる学校がある。
降っている星を、私はまだ見たことはない。
夜は星しか見えないだろう。
たぶん、すごく綺麗だろう。


星ふる学校の教室には、布団がある。
星を見ながら枕投げ。
たぶん、すごく楽しかろう。
101212和室.jpg



星ふる学校には、天文台がある。
天文台で星を見ながら、先生が神話を語ってくれる。
たぶん、ロマンあふれるひとときだろう。
101212水道.jpg



星ふる学校には、図書室がある。
図書室には望遠鏡。
本を見ながら、星をながめる。
たぶん、頭が良くなるだろう。
101212図書館.jpg



星ふる学校には、食堂がある。
お酒も飲める。
たぶん、二日酔いになるだろう。
101212厨房.jpg



星ふる学校は、人と人とが出会う場所。
静かなところで、お話をして、
明日も楽しくがんばろうと思う場所。
101212おはなし.jpg



今日は、星ふる学校プロデュースの援農企画に参加してきました。
帰りの道すがら、ボランティアの神髄って、人と人が出会って、いろんな話を聞いて、自分もまた、明日もがんばろうと思えるようになるところかなと思いました。
一人よりも二人。
二人よりもたくさんの人。
一人で畑で農作業をしてると、社会から切り離されて、太平洋ひとりぼっちみたいな気分になってきます。
そんな時、みなさんのお話をお聞きして、この世界、一人っきりじゃないんだなーと、単純に思いました。
とても楽しかったです。

http://www8.ocn.ne.jp/~kumanoki/
http://hoshikumatree.blog120.fc2.com/
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芽が出たよ! [作物]

今まで芽が出てなかったキヌサヤエンドウ、ダイコンの芽が出ました!
嬉しい嬉しい。
もう出ないのかと思ったよ。

キヌサヤエンドウの芽。
IMGP0877キヌサヤ1.jpg

葉っぱをドリルのように丸めて、土を突き破って出てきた感じ。
力強いです。

キヌサヤエンドウの芽を、もう1枚。
IMGP0927キヌサヤ2.jpg

キヌサヤは、食べる時は薄っぺらな印象なので、こんなにスマートで力強い感じの芽だというのが意外でした。


次はダイコンの芽。
IMGP0889ダイコン1.jpg

「こんにちは!」って言ってるみたい。
キヌサヤエンドウは土を突き破って出て来ましたが、ダイコンは土を押しのけて出てきたような感じ。
私が歩くと沈み込むような柔らかい土ですが、ダイコンの芽にとっては重いんだろうなぁ。
しかし、それを持ち上げ、押しのけて出てくる様子に、単純に感動します。
亀戸大根は期待して播いた伝統野菜でもあり、芽が出たことの喜びもひとしおです。

亀戸大根の芽の写真をもう1枚。
IMGP0907ダイコン2.jpg

ストロボを使ったら、月面写真みたいになりました。
みんなで土を持ち上げてます。
がんばってほしい。


次はソラマメです。
キヌサヤエンドウ、ダイコンの芽が出た次の日、ソラマメの芽も出ました!
IMGP0923ソラマメ1.jpg

「たけおさん」にいただいたソラマメ。
出てくれて良かったです。
よく見ると、ガンダムに出てくるジオンのモビルスーツの顔みたいです。
土の中から、地球の偵察か?


前回発芽の報告をした冬菜は、双葉が大分大きくなってきました。
IMGP0936フユナ1.jpg

しっかり太陽の方向を向いて、お日さまを一身に浴びてます。
なんか、太陽電池を見てるみたいですね。


とりあえず、全部の種が芽を出してくれて良かったです。
播いた時期が遅かったので、半ばあきらめてた種もあったんですが。
特に、キヌサヤエンドウ、ダイコン、ソラマメは、暖かい日が続いても芽が出なかったのに、急に寒くなった昨日と今日で発芽。
何なんでしょうね。
暖かい日が続いている間には地下部の生長をこなしていたのか、あるいは逆に寒くなったことが刺激になって発芽したのか。
植物愛好家さんの意見を聞いてみたいものです。

いやー、しかし、良かった。
今夜は乾杯だ。
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植えてみよう [作物]

テーマを暖めすぎて腐っちまってもしょうがないので、日記の更新を。

先日、近所の大規模農家「たけおさん」が、うちを訪ねてくれました。
手には立派なダイコン。
「すみません、ありがとうございます!」

たけおさんは、私が耕している農地を見て、
「このへんの畑は、普通のトラクターでうなったんじゃ、土の固まりが残っちゃってだめだろう。うちのトラクターでうなってやるよ。」
と言ってくれました。
トラクターを畑まで持って行って耕すのも一手間かかると思い、遠慮してる私を尻目に、うちの奥さんが、「ありがとうございます!お願いします!」と発言。
たけおさんが笑って、少し耕してくれることになりました。
IMGP0749たけおさん.jpg

うちの青いトラクターは馬力が小さくローターの幅も狭いのですが、たけおさんのトラクターは大馬力、ローターの幅もうちの倍くらいあります。
しかも赤いし。
ローターに付けてる刃もこのあたりの土がよくほぐれるようなタイプのものを付けているそうで、畑の土は、きれいに細かくなりました。

どうもありがとうございますたけおさん。と思ってたら、
「冬菜やソラマメなんかならまだ植えても出るだろう」
といって、冬菜とソラマメの種子を譲ってくれました。
ホントありがとうございます。
この土地のことも、農業のことも、全然わからないんです。
そんな時に、いろいろと力になっていただいて。

ダイコン、とてもおいしかったです。


そんなこともあり、少し植えてみようかということになりました。
たけおさんに耕してもらったところに畝を数本立てました。
IMGP0782畝全体.jpg


いただいた冬菜とソラマメ、それから研修先の奥さんからいただいたネギと葉タマネギ、それからそれから種屋さんで買ってきたキヌサヤエンドウと亀戸大根を植えてみました。
冬菜は、菜の花の系統の野菜だそうで、冬を越して春に穫れるとのこと。
冬菜もソラマメも、たけおさんが種を自家採取しているもののようです。
ネギは、植えてしばらくすると、まわりから新しい芽が出てきて、それを分けて移植するとまた増えるというスグレモノ。
葉タマネギは、収穫したタマネギを保管してる間に芽が出てきてしまったものを畑に植えておくと、春に葉っぱが立派になって、葉っぱを収穫して食べるのだそうです。
キヌサヤエンドウは、かの有名なタキイ種苗のもの。
亀戸大根は、埼玉にある野口種苗研究所というところから、通信販売で購入しました。
江戸時代には、漬物用の高級大根として珍重されたとか。
野口種苗研修所は、すなわち種屋さんなのですが、伝統野菜などの固定種にこだわって活動されている、すばらしい種屋さんです。

まず冬菜。
めでたく芽が出ました。
下の写真の赤丸のところ。
IMGP0803冬菜引き.jpg


アップにすると、こんな感じ。
IMGP0802冬菜アップ.jpg


いやー、ケロケロトンボ農園で初めて出てきた芽なので、感慨ひとしおです。
可愛いすぎて、畑に行く度に、何回も見てしまいます。

それから、ネギと葉タマネギ。
ちゃんと根付いてくれたようで、育っていくのが楽しみです。
現在、ケロケロトンボ農園で、唯一の緑色の物体です。

「ネギちゃん」
左の列。右の列はタマネギです。
IMGP0794ネギ.jpg


「タマネギちゃん」
IMGP0773タマネギ.jpg


ソラマメ、キヌサヤエンドウ、亀戸大根は、まだ芽が出ません。
最近暖かいから、期待しながら毎日見に行くのですが、残念ながらまだ出てませんねー。
やっぱり、植えるの遅すぎたかな。
農地に植えれるようになったのが11月後半だったから、路地野菜で播種できるものがほとんど無いんですよね。
このまま置いておいたら、春に芽が出たりして。
何事も体当たりでの勉強。
厳しいですが、がんばらねば。

そんなこんなの、まず植えてみた結果の報告でした。
でも、植えてみると「芽が出るかなー」と思い、芽が出ると「どんな感じで育つのかなー」と思い、育つと「いつ頃収穫できるかなー」と思い、収穫すると「ちゃんと売れるかなー」と思い、売れると「次は何を植えようかなー」と思います。
先が見えるようで見えない。
先が見えない理由が、お日様だったり、雨だったり、風だったり、雪だったり、動物だったり、雑草だったり、土だったり。
農業は、直接的には農地や作物を相手にしていますが、その農地や作物を良好な状態に保つためには、大げさに言えば、地球や宇宙の道理を理解することが必要です。
その道理には逆らえないんだということも含めた理解。
そんなところが、農業の魅力なんでしょうかね。
実は結構おもしろい職業なのかもしれません。
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青い管理機 [農業用の道具]

101118管理機.jpg


ケロケロトンボ農園にも、管理機が来ました。
管理機を持ってきてくれたのは、イセキの高子さん。
レンチを持ったら、右に出る人はいません。
写真の後ろに写ってるお兄さんです。
いつもお世話になっています。

先日とある友達から、「管理機って万力(マンリキ)の親戚だと思ってた」と聞きました。
そんな友達と同様、私も「管理機」を認識したのはつい最近です。
なぜ「管理機」なんて名前が付いたのか。
たぶん、名前を付けようがない機械なので、「管理機」と名付けるしかなかったんだと思います。

管理機の前身は、たぶん耕耘機という機械です。
これはわかりやすい。
「耕耘する」「耕す」機械です。
でも今は、耕耘機という名前で売られている機械はほとんどありません。
最近では、耕耘機を小型化して、状況に応じていろんな部品を付けたりはずしたりして、耕すだけでなく、畝をつくったり、畝に土をかけてふっくらさせたり、マルチを敷いたりと、いろんなことができるようになりました。
これが「管理機」です。
いろんなことができるから、名前の付けようがなかったんだと思います。
管理機でできる仕事のひとつに、「草取り」があります。

野菜は畝を立てて植えるのが一般的で、畝と畝の間は歩けるようになっていますが、その「歩き」に、草が生えます。
草が大きくなってからでは、1本1本抜いたり、荒っぽいですが刈払機(草刈機)で刈ったりしなくてはなりません。
これが、かなりきつい。
下の写真のようになってしまうと、全部抜くことを考えたら、気が遠くなります。
100910キャベツ草.jpg


下の写真は、左が草を抜いた後、右が草が生えてるままです。
野菜より草が大きくなると、光が遮られるので、良好に育ちません。
虫に喰われやすいし、病気にもなりやすいし、風通しが悪くて腐れが出たりもします。
100910草有無.jpg


草も野菜もまだ小さいうちだったら、畝間に管理機を入れて、草ごと耕して埋めてしまうという手があります。
こんな時、管理機は頼りになります。
IMGP0655管理機.jpg


管理機では届かないところ、野菜と野菜の間などデリケートなところは、立鎌(たちがま)の出番です。
棒の先に鉄の輪っかみたいなのが付いていて、その輪っかの刃の部分で、小さい草が生えている土の表面を、草ごと削り取るようなものです。
普通の鎌でかがんでやっても良いですが、立鎌だと立ったまま大ざっぱにできるので、腰が楽だし、作業のスピードも上がります。
101013立鎌.jpg


信末さんに、農業は草との闘いだと教えられました。
草を、どうやって効率よく退治するか。
おそらく、弥生時代からの課題でしょう。(ちょっとオーバーか)
でも、立鎌なんてスグレモノ、いつ頃からあるんでしょうね。
江戸時代にはあったのかな。

忘れてましたが、草との闘いのための武器のひとつに、除草剤があります。
しかし、ケロケロトンボ農園では、除草剤は使いません。
草は、何とか除草剤なしでも対処できると考えています。
なるべく使う薬を少なくして、より安心できる野菜をつくりたいと考えています。


最後に、管理機や草との闘いとは関係ありませんが、最近のマイブーム。
アートがお仕事のもたいさん(友達です)のホームページで知った、「須藤元気」という人のパフォーマンス。
ステキです。
http://www.youtube.com/watch?v=NGdyaDnnrLM&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=35hCo_grAqw&feature=related

もたいさんのお仕事はこちら
http://www.motaiworks.com/top.html
もたいさんがんばって。
ぼくもがんばります。
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「ケロケロトンボ農園」に改名 [農業一般]

農園の名前を、「ケロケロトンボ農園」にすることにしました。
「たけつる」も、「ケロケロトンボ」に改名しました。

そして、ケロケロトンボ農園にも、「あーおーいぃトラクタァ」が来ました!

IMGP0728トラクター.jpg


トラクターにあわせて、青い管理機(昔の耕耘機の小型版みたいなやつ)と、チェーンソーも来ました。
今日はいろんなことがあって、ちょっとお疲れのケロケロトンボ。
もうかなり遅いし、明日は朝から集落の寄り合いがあるし、もう寝ます。
また、少しずつ、近況をご報告します。
おやすみなさい。
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ケロケロ農園 [農業一般]

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写真は、用水路に落ちた愛車のジムニー。
もちろん、うちの奥さんの運転でした。
奥さんは元気ですが、ジムニーはただいま入院中です。。。
また顔を横にして見てくださいね。

閑話休題。
土づくりの次は、農場の名前です。

「ケロケロ農園」にすることにしました。

実家の母に言ったら、「キョロキョロ農園?あんまり良くないなー」と言われました。
ケロケロだよおっかさん。
畑って、結構カエルがいるんだよね。
カエルは害虫も食べてくれるし、なるべく農薬を使わないことで、虫も増えるけどカエルも増えるってことで、ケロケロ、どうかなぁ。
母親的には、もうちょっとカッコイイ名前を期待してたみたいですが、まぁいいんじゃないのって感じでした。
他の人にも聞いてみましたが、反応はいまひとつ。
お世話になった農家の信末さんは賛成してくれました。
「今までお前のことをダメなやつだと思ってたが、初めていけるかもしれないと思った」そうです。
ありがとうございます信末さん。
その道のプロに褒めていただいて、うれしい限りです。

しかし、がんばんないとな。
少しずつ、がんばろう。
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農地に堆肥を投入 [農作業]

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まだインターネット開通してませんが、がんばって携帯から投稿です。
写真、頭を横にして見てね。

半年間の研修もひと区切りつき、現在は少しずつ自分の農業のための準備をしているところです。
まず最初に重要なのは土づくり。
作物が育ちやすい土をつくれば、作物も健康になり、病気や虫にも対抗しやすかろう。
今日は、農地に堆肥を入れてきました。

堆肥は、お世話になっている農家さんである「栃木太陽の会信末農場」でつくられているもの。
信末さんの堆肥は、いわゆる完熟堆肥と呼ばれる部類のもので、有機物の分解が進んで肥効成分の比率が高いものです。
堆肥というのはホントに難しいジャンルで、原材料も様々、材料を混ぜ合わせる比率も様々、利用する微生物もいろいろ、微生物に関連して発酵温度や時間も様々です。
そして、農業スタイルや農地の条件や作る作物によって、使い方や施用量も変わってきます。
どの堆肥が良いのかは、おそらく永遠の謎。
自分の農業スタイルに合うのはどんな種類の堆肥なのかを自分なりに考えて、あとはその堆肥を使った栽培の実績を見るしかないです。

3反程度の遊休農地に、最初なので15tくらいの堆肥を入れます。
15tというとすごい量に感じますが、実際入れてみると、土の上にサラッとまいている程度です。
堆肥を入れた後、トラクターで耕運して、土になじませます。

一口に「堆肥を入れる」と言っても、かなりの手間と時間がかかります。
それも、いくつかの大型機械を駆使してのことですから、人の手だけでやったらどんだけかかるかと思うと、気が遠くなります。
私も、最初は、なるべく機械を使わず自分の手でやりたいと思っていました。
でも、現場の実情を肌で感じ、自分の労働として作業をやってみると、機械の有り難さが身にしみます。

生産者側になって初めてわかること、そういったことを、なるべく消費者側にも伝えるべきだと思います。
お互いの状況を知ることが安心感に繋がり、生産者にとっては頑張る動機になり得るし、消費者側にとっては生産物の適性な評価のための一助になると思います。
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引っ越ししてインターネットが使えません [日記]

100708_155650.jpgインターネットが使えないのは、もんのすごい不便です。
引っ越し先がフレッツ光に対応しておらず、ケーブルテレビを調べたら結構高いので、ADSLを引こうかと思っているところ。
今は携帯で書いてます。
電話引いて、ADSL契約して、いろんな住所変更して、地デジ対応テレビ買って、UHFアンテナ立てて、農地にハウス立てて、井戸掘って、トラクター買って、動力噴霧器買って、刈り払い機買って、、、。。。
生活が軌道に乗るのはいつのことやら。
写真は、シシリアンルージュというミニトマトです。

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ふるさと [日記]

先日、父が他界しました。
父に対しては様々な思いがありますが、最終的には私は父が好き。
私を育ててくれた父に恥じないような生き方をしていきたいと思います。

父の葬儀のため、生まれ故郷である倉敷に帰りました。
倉敷も好き。
私にとって、かけがえのないふるさとです。

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倉敷と言えば大原美術館。
上の写真は、大原美術館の石垣と、そのとなりにある「エル・グレコ」という喫茶店。
私が子供の頃は、この二つと、土産物屋さん1~2軒。
その他は、路上に絵や針金細工のアクセサリーを広げて売っているお兄さんくらい。
あとは、古い水路と街並みがあるだけでした。

それから、アイビースクェア。
倉敷紡績の工場跡地に、その建物を利用してつくられたホテルです。
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紡績工場だった雰囲気が残る三角屋根。
IMGP0575アイビー2.jpg

父は、戦時中に学徒動員で、倉敷紡績の工場だったこの建物の中で、飛行機の部品をつくっていたそうです。
空襲警報が鳴ったら急いで工場を出て、裏山の墓場に避難して、そこでタバコを吸ってたそうな。
当時は高校生でもタバコを吸って良かったとのこと。ホントかな。
私が高校生の時に、自分の部屋でタバコを吸ってた時、父親に見つかって怒られた言葉。
「今は高校生はタバコ吸うたらいけんのじゃろうが!」
ホントだったのかもしれません。

アイビースクェアの煉瓦塀と街並み。
煉瓦と蔵。
私のふるさと。
IMGP0583アイビーと街並み.jpg


倉敷の「美観地区」と呼ばれる区域には水路が流れ、その水路沿いを蔵屋敷などが囲んでいます。
この街並みができたのは、江戸時代に天領だったこの場所にお米が集められ、水路を利用して大坂などに送られたから。
昭和一桁生まれの父が子供の頃も、この水路沿いの街並みはありました。
下の写真は、水路にかかる「中橋」という小さな石橋。
IMGP0621倉敷中橋.jpg

石の重みを利用してつくられたアーチ。
橋の中央がいちばん高くなっています。
父が子供の頃、足が届かない大人用の自転車に乗ってこの橋を渡ろうとした時、中央の高いところの手前で失速し、倒れそうになったとか。
足は届かないし、橋の下は水路だしで、かなり恐かったそうです。



生きることはしんどいこと。
生きるってのはやっかいなこと。
でも、かっこわるくても、最後まで粘って生きた父を、私は尊敬します。
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秋の気配 [農業一般]

ここのところ1ヶ月以上雨が降らず、暑すぎる日々が続きましたが、今日は台風が来て大雨。
雨だと、カッパを着て外の作業を強行するか、屋根の下でできる仕事をするしかないのですが、今日はそれほど急ぎの仕事もなく、お休みとなりました。
久しぶりのお休み。
でも、近々引っ越しする予定があり、その関係の雑務に追われる一日でした。

9月といえば、秋の気配。
この時期は、一雨ごとに、夏に少しずつサヨナラ。
街ゆく人も、長袖の人がぽつりぽつりと増えていきます。

農業を始めて感じたのは、農業という職業は、季節を先取りする職業だということ。
何ヶ月後にはこんな季節になってるから、今、この作物を植えよう。
そういった季節の先取り感覚が、とても重要になる職業です。
大伝馬町の服飾産業に似てるかもしれません。
お世話になっている農家さんでは、ハウスの中の夏のトマトも、すでに8月上旬には撤去済みです。
夏の作業は、秋に収穫する作物の苗づくりなのです。

最近、いい写真を撮っていないので、サヨナラした在りし日のミニトマトの写真を1枚。
IMGP0304ミニトマト.jpg


すみません。いい写真がなくて。
夏野菜のトマトちゃんも、本番の8月にはもう終わり。
農家は、暑い8月には、すでに秋の準備をしています。
そんな中で、この間までサラリーマンをしてた「たけつる」の、新人農家としての気持ちです。

こんなことは今までなかった。ボクが、あなたから、離れていく。
あー、嘘でもいいから、微笑むふりをして。。。
トマトちゃんごめんね。
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夏の香り [農作業]

 夏休み。
 海。海水浴。浜辺でスイカ割り。
 がんばって水着のおねーさんをナンパ。
 サンオイルの甘く危険な香り。。。

 でも、栃木県は海の無い県。
 栃木の夏の香りは、ひと味違います。

 栃木県の夏を代表する作物。
 それは「かんぴょう」。
 日本で穫れるカンピョウのほとんどを、栃木県で生産しています。
 スイカくらいの大きさの、瓜みたいなやつ。

 カンピョウの実。
IMGP0377カンピョウ1.jpg


 カンピョウの畑
 ユウガオ科なので、花は夕方咲きます。昼間の花はしぼんでます。
IMGP0347カンピョウ畑1.jpg


 見かけはメロンを連想させておいしそうですが、スイカやメロンのように切って食べる人はいません。
 皮をむいて、干して、それを塩水でもどします。
 もどしたカンピョウに、いろんな味をつけて食べます。
 巻き寿司によく入ってるやつです。
 私は、カンピョウというと、畑になっている大きな実と、加工後の巻き寿司の中のカンピョウしか知りませんでした。
 お世話になっている農家さんで、今回、カンピョウづくりのお手伝いをさせてもらうことができました。

 カンピョウの皮をむく。
 機械にカンピョウをぶっ刺して取り付けて、焼き物をつくるロクロのような感じで回転させ、その表面に刃をあてて、皮をむいていきます。
 皮むきにはかなりの熟練が必要で、私のような素人には無理。
IMGP0381カンピョウむき.jpg


 むいたカンピョウを干す。
 むいたばかりの、みずみずしいカンピョウの皮。
 水分を多く含んでいるので、重たいです。
 おまけに表面がつるつるしていて、干すのも結構むつかしい。
 油断してると「ツルン」と落ちて、泥だらけ。干すのも緊張します。
 写真は、干して数時間後のカンピョウ。
 もうだいぶ乾いているので、風にゆられてヒラヒラしてます。
IMGP0461カンピョウ干し.jpg


 巻き寿司の中のカンピョウは、かなり濃い味付けがされており、醤油やみりんのような香りがしますが、むきたてのカンピョウは、なんとも言えない、とてもいい香りがします。
 例えようがありませんが、青臭いようなそうでもないような、メロンのようなそうでもないような、あっさりしていて、みずみずしい香り。
 私はこの香りは、とても好きです。
 干すときに、地面をひこずらないようになるべく高く持ち上げるのですが、その時たまに顔にペタっと付いて、その時のみずみずしくてひんやりした感じ。
 カンピョウの香りは、まさに夏の早朝の「一瞬の涼」といった感じで、私はとても好きになりました。

 また、カンピョウを干している時の、風にそよぐヒラヒラ感。
 百万個の風鈴を並べているようで、ステキとしか言いようがありません。
 動画だったらもっと良かったのですが。。。
IMGP0457カンピョウ干し2.jpg


 栃木県を代表する、夏の涼しげな作物。
 熟練を要したり、何人かで協力して作業する必要があったりで、私が一人でつくるのはムツカシイですが、つくっていて楽しい作物のひとつです。
 今回、その作業を体験できて、とても良かったと思います。
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カタチ [農業一般]

IMGP0330たんぼ.jpg


今日は、農場のお休みをもらい、役場の方に紹介していただいた、有機農業を行っている方のお宅を訪問しました。
それぞれ、ご自分の考え方を持って実践されており、稲作、加工品、養鶏など、いろんな形のやり方があるんだなーと思いました。

記憶に残ったお話を2点。

-------------------------------
「商品としての農作物」
-------------------------------
若い頃は野菜の無農薬有機栽培を行い、消費者の方々に買ってもらっていたが、今考えれば反省点がある。
農作物を「商品」として考えることの認識が薄かった。
無農薬、有機栽培、ということのみに価値を見出し、生育が良くなかったり、虫がついていたりする野菜を買ってもらっていた。
消費者は、それでは満足してはいなかったのではないか。
現在は、商品としての農作物の生産も重要な要素のひとつだと考えている。
-------------------------------
農薬を使わない、有機肥料のみで栽培する、といったことも重要なことだが、世の中にはいろんな価値観があるので、視野を広くもってやりなさいというお話だと思いました。

-------------------------------
「最低必要なのは一輪車」
-------------------------------
今考えて、一番必要なのは何かなーと思ったら、一輪車だと思った。
鶏への餌やり、畑の除草の処理、何でもできる。
最初始めた時は、農地や施設も小規模で、少しずつ、自分で手作りしながら広げていった。
販路にしても、最初はいろいろとPRして少しずつお得意さんを増やしていったがなかなか増えない。でも、最初は施設も小規模なので、販路が少なくても余りすぎるというわけでもない。
-------------------------------
少しずつ、身の丈に合った形でやっていきなさい。それがかえって良い結果を生む。というお話だと思いました。

農業には、人生と同じで、いろんなカタチがあります。
どのカタチが良いという一般概念は、ある一定の部分では確かに存在すると思いますが、結果としていろんなカタチとなります。
私が目指すカタチは何だろう。
目指して進んでいった先に、実際に行き着くカタチは、どんなものなんだろう。
いろんな方々のお話をお聞きして、不安を通り越して、楽しみになってきました。
役場の方に、このような機会を設けていただいて、大変ためになりました。
どうもありがとうございました。

中学生の時に、国語の教材で、菊池寛の「形」という小説を読まされました。
戦国時代の槍の名手が、合戦のたびに派手な羽織と派手な兜をまとっており、その外見を見た敵は「あの槍の名手だ」と思ってビビッて、みんなやられていた。
ある合戦の日、ある若い侍が、その派手な羽織と派手な兜を貸してくれと言う。
槍の名手は快く貸してやり、普通の鎧兜をまとっていざ合戦となると、いつもより敵が手強い。
苦戦しているうちに、槍の名手は敵にやられてしまうという話です。
人は「カタチ」を見て対象の価値を判断しがちで、ある時はその「カタチ」に守られ、ある時はその「カタチ」故に身を滅ぼしてしまうといったお話です。

私は、いろんなカタチを許容できる農業が好きです。
私が行き着く農業のカタチは、おそらくあるのでしょうが、そのカタチだけではなく、いろんなカタチをいつでも目指せるような農家になりたいと思います。
専用ザクは欲しいですが、赤だけでなく、その日の気分で、いろんな色に塗り変えたいと思います。
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手作業の工夫と生き残り [農作業]

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写真は、パイプハウスの小さいやつみたいな骨組みの部品を組み立てて、それにネットを張り、トマトの苗を周りに植えて、ネットに這わせるという作業。
部品は鉄パイプ。部品としても2mくらいの長さがあり、結構重いです。
これを必要な数だけ現場の畑に運んで、今回は80mの長さに組み立てました。
ネットを結びつけたり、周りに苗を植えるのも大変です。
これは一例で、その他、苗づくり、苗植え、水やり、草刈り、収穫、施設片づけなど、作業は無数にあります。
作業にさける時間には限りがあります。
これらの作業を短時間のうちにやり終えなければ、次の作業はできません。

印象深い話があります。
たとえばキャベツ。
キャベツをつくっているいろんな農家が集まると、1反の畑でキャベツをつくっている人、1町歩でつくっている人、5町歩でつくっている人などがいて、それぞれの人がつくるキャベツは同じキャベツです。
1反の人は1反なりの、1町歩の人は1町歩なりの、5町歩の人は5町歩なりの農業をしています。
少ない面積でつくっている人は、自分の生活を切りつめて、それなりに農業を生業として生活しています。
大きな面積でつくっている人は、限られた時間の中で多くの作業をしなければならないので、それぞれの工程にかかる時間をできるだけ短縮し、かつ正確にこなせるよう、工夫して作業しています。
人それぞれなので、農業を生業として生活できるならいろんなやり方があって良いのですが、作業を正確に早くこなすための能力がある程度以上ないと、農業を生業としての生活はできません。
できない農家は、農業をやめていくしかありません。

私は、「そんなことやってたら、日が暮れっちまうよ!」と、よく怒られています。
実際、ちんたら作業をしていたら、作業が終わらないうちに暗くなってきて、非常にあせります。
特に大量の手作業は、工夫により時間を短縮できる余地がいろいろあるので、これは熟練して時間短縮することは必須だなと思います。
最優先は生き残ること。がんばらねば。。。
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共通認識 [農業一般]

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休憩時間に携帯で撮影。
ネコって、不思議な生きものですねー。
スバラシイ距離感で、人とつきあってくれる。
人との「いい距離」にまごついているたけつるは、ネコの本能を羨ましく思います。

閑話休題、共通認識ですね。
たとえば色。
自分では、赤は赤、青は青と思っていますが、自分が認識している「赤」と、他人が認識している「赤」が、はたして共通なものなのか。
「色」という概念は、主観的なものだと思います。
でも、確かに「赤色」という共通認識が、人類には存在します。

農作物は収穫するものですが、いつ収穫するかは、「大きさ」「形」「色」、あるいは「香り」などの情報を総合して、これまた主観的な概念である「味」や「食感」を予想して、決めるものだと思います。
それらの情報を的確に判断できる根拠が、「経験」でしょうか。
私は農業の経験ゼロ。収穫時期を決める根拠を持っていません。
一緒に働いている人々は経験豊か。的確に収穫時期を判断できます。
くやしいことですが、経験の無い今の私には、正確な判断はできません。

情報の代表として「色」を取り上げます。
私は、一応農学部卒で、土壌学という研究室に在籍していました。
土の性質を判断する時も、色覚は重要なセンサーの一つです。
土の色を判断する物差しとして「土色帖」というものがあります。
http://www.afftis.or.jp/seihin/products/product0909.html
これは、主観的概念である「色」に、客観性を持たせるためのもの。色の物差しです。
ある土壌の前で土色帖を広げて、他人同士でも「この色だ」という共通の判断ができるようにするためのものです。

一方で、農作物は生きものですから、一様ではありません。
姿形、色など、千差万別です。
また、上から見たら緑で、下から見たら赤、横から見たら白、なんてことは、ざらにあります。
しかも、それぞれの色が占める割合が、これまた千差万別です。
なので、土色帖のような物差しをつくるのは不可能に近いと思います。
農業の実際の現場では、便利な物差しはありません。
経験を積んで、自分の頭に物差しをつくるしか無いです。

大学の時にお世話になった土壌学の先生は、「いやー、色の道はきびしいんだよ、ははは。」というのが口癖でした。
先生。ホント、きびしいです。
でも、がんばります。
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包丁その2 [農業用の道具]

お世話になっている農場に、仕事のできる先輩がいます。
その人が、自分が使い古した包丁を、譲ってくれました。

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フラットなタイプの包丁です。
ステンレス製、錆びにくいものですが、きちんと手入れされているので、全く錆びはありません。
使っている間に、柄から刀身が抜けるようになってしまい、ねじ釘で留めています。
刃の研ぎ方も教えてもらいました。使った後、仕上げ用の砥石で、毎日少し研ぐと良いそうです。

私の持っている刀身が曲がったタイプは、やや大ぶりで、白菜などを切る時には良いそうですが、キャベツやレタスなどを切る時は、このフラットな小ぶりのタイプの方が使いやすいです。
仕事のできる人から譲ってもらった包丁は、「がんばれよ」と言ってくれているみたい。
とても嬉しかったです。
どうもありがとうございました。
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野菜収穫用の包丁 [農業用の道具]

これは何でしょう。

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答えはこちら。
弥生時代に、イネの穂を切り取るために使われた「石包丁」というのがありましたが、これは現代の野菜収穫用の包丁です。
手入れが悪く錆びているので、おはずかしい次第です。

IMGP1407包丁1.jpg


刀身にRがついています。

IMGP1400包丁2.jpg


どうやってつくるのかわかりませんが、簡単にはつくれなさそう。
刀身が湾曲している理由は、野菜から根の部分を切り取る際、野菜自体に傷をつけずに根だけを切り取りやすくするためです。
実際に使ってみると、確かに使いやすいような気がします。

鞘を腰につけたところ。
一揆の時に役に立ちそう。

IMGP1382さやつき2.jpg


収穫用包丁として、刀身が曲がっていないタイプのものもあります。
フラットタイプのものは、台所で使う菜切り包丁の先端にさらに刃がついているような形で、これはこれで使いやすそうです。
私は、今まで見たことのない湾曲タイプを買いましたが、実際、一緒に働いている人の多くは、フラットタイプの方を使っています。
(財)燕三条地場産業振興センターのホームページ(http://www.kenohjiba.or.jp/)から写真を引用させていただきました。

2066004_b燕三条地場産hpより.jpg


フラットタイプは、まず包丁を野菜と土の間に突き刺すような形で、先端の刃を使って野菜を切り取り、その後に通常の刃で野菜の根から切り取った部分をきれいにします。
こういう使い方だと、最後に野菜を整形する通常の刃の部分に土が付きにくいので、そういう点でも使いやすいと思います。
それぞれの分野で、それぞれの七つ道具があるんだなーと、感心する今日このごろでした。
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農業と過疎高齢化 [農業一般]

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私の前職は、全国の農村をまわって、生態系調査をしたり、地域計画を立てたりといったものでした。
いろんな農村を見てまわりましたが、どこも過疎高齢化や後継者不足の問題が、第一の課題でした。
一方で、私が今働かせてもらっている農家さんは、平均年齢40歳程度。10人前後でやっており、全国的には非常にまれなケースだと思います。

なぜ、このようなケースが成り立っているのかの理由は、3つあると思います。
1つ目は、畑作を大規模にやっていること。
稲作だと1年に1回しか穫れませんませんが、畑作だと年数回の収穫があります。しかも、様々な品種があるので、いろいろと工夫すれば、作物の組み合わせも自由自在。
年間を通じて商売をしやすいと思います。
2つ目は、大市場の近郊であること。
東京まで短時間でモノを運べることは、大きなアドバンテージだと思います。
3つ目は、皆に夢を語れるリーダーの存在。
社長さんは、すぐれた堆肥の製造を追求して研究を重ね、今では他県からも堆肥の供給を請われるくらいです。
除草剤は使わず、隣の畑は草1本生えてないのに、ここの畑は草ぼうぼう。それでも、社長さんのビジョンを皆が肯定して、草ぼうぼうの畑でも恥じることはありません。
夢が実現するかどうかは置いておいて、夢を語れるリーダーの存在は、社員が自分たちのモチベーションを高めることに非常に役立っていると思います。

過疎高齢化の現場の実態は大変なものです。
高齢化率(65歳以上の人の人口が占める割合)が50%以上の市町村もあります。
そういった市町村では、真剣に工夫して、いろんな対策をうっています。
個人で新規就農した人に、給料を払っている市町村さえあります。
若い人は年金をもらえないばかりか払わなければならないので、生活が成り立つような状況でないとそこに住もうとは思えないでしょう。
生活を裏付けるのは、前述の1つ目と2つ目の理由だと思います。
その裏付けを確保することについては、多くの市町村の行政が、がんばって取り組んでいます。
しかし、3つ目の理由、夢を語れるリーダーの存在は、なかなか実現できないものだと思います。
そういったことを考えてみると、過疎高齢化の解消というのは、まさに一朝一夕にはいかない。
長いスパンで、みんなをリードできる人を育てる必要があることだと思います。
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農業は腰だ! [農作業]

農業を始めて、10日ほど経ちました。
野菜づくりの現場は、想像以上に過酷でした。
キャベツの苗植えは、中腰で何時間も同じ作業を延々と続けます。

キャベツ畑。
IMGP0145キャベツ苗.jpg


キャベツの苗。
IMGP0152キャベツ苗.jpg


収穫も同様。
IMGP0128キャベツ.jpg


写真で見ると、ほのぼのとした風景ですが、この風景の背後に隠れた作業は大変なものです。
苗を植えるにも、パレットに土を入れて、その土に種を植えて、毎日水をやって。
収穫は、取引先の規格に合う重さや品質(虫がついていないか、病気で茶色くなっている部分がないか、切り口は綺麗かなど)が要求されるし、箱詰めした重たい箱を何十箱も軽トラに積んでは下ろし、大きな冷蔵庫に決められた数だけ並べたり。

そのほか、レタスの収穫、トウモロコシの苗づくりや、トマトの吊し上げなど、どれも腰の痛くなる作業ばかり。
天候や気温によって、温室の扉を微妙に開閉したり。
朝5時から夕方6時まで、作業、作業、作業に次ぐ作業の繰り返しです。
家に帰ったらホントにへとへとで、ご飯食べてお風呂入って、氷結飲んで寝るだけです。
10日程度で、体重があっという間に3kgほど減りました。
今度「農業ダイエット」って本でも書こうかしらん。

最後に職場のネコ。
初出勤の日から、このネコはボクにやさしくしてくれました。
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農業0.5日目 [農作業]

いよいよ明日から、農業を開始することになりました。
その挨拶のため、ボスが働いてるところに行ったら、「少し手伝うか」ということになりました。

手伝った場所。
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農地に土を入れて駐車場にしていた場所を、農地に戻す作業をしてました。
駐車場にする時に入れた土が粗悪な土で、大きな石がゴロゴロ入ってます。
まず、機械で土を鋤いて大きい石を取り除き、その後機械で取りきれなかった石を手作業で拾う。
面積が広いから、結構たいへんな作業です。
農業というよりは、土木作業ですなこれは。

石を拾ったあとの地面。
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地面がある程度きれいになったら、機械で堆肥をまきます。
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大変な作業でしたが、天気も良く、気持ちよかったです。
今日はよく寝れそう。
あ、でも明日からは4時起きだ。
早く寝ないと。
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