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お客さんの気持ち [農業]

私が借りている畑は、とある観光施設に行く道沿いにあるので、休日になると観光客の車がよく通る。
その中には、道ばたで車を止めて、話しかけてくる人がいる。
私は泥だらけで農作業をしており、特に昨年の秋の柚子収穫で腰を痛めたのが長引いていて、痛みを我慢しながら鍬で畝を上げたりしている。
観光客の人たちは、楽しそうに話す。
私の返答は、どうしてもつっけんどんになってしまう。

一番反省しているのは、とあるおじさんへの対応である。
そのおじさんは、白いスポーツカーを止めて、勝手に私道を歩いてきて、「今年は何をつくるがですか?」と聞いてきた。
私は振り向きもせず、作業を続けながら、「野菜!」とだけ答えた。

その時の私の思いは、
「腰が痛い」
「でも、我慢して今日中にあそこまで仕上げないと、植え付けが間に合わない」という焦り。
汗だくでドロドロになって地面に穴を掘ってる水道工事のあんちゃんに、観光客が、「何をしゆうがですか?」とは聞かないだろう。そんなことしたら、あんちゃん怒るよ。今回はそれと同じだ。肉体労働で苦しんでる最中の人間に、名乗りもせず気軽に声をかける方がおかしい。
しかも高そうなスポーツカーに乗ってるし。オレがそれに乗りたいよ。買えないけど。
である。

後から思い返すと、もっとにこやかに対応したかったな。と思う。
でも、できないんだよね。
つらい仕事中に、観光客の気分と都合で、無意味に話しかけられるのがいやなのだ。
それでも、観光客が声をかけて来ても、何とかにこやかに対応できる方法はないものか。
と、ここのところ思っていた。

そんな折り、先日、高知市中心部の、とある小さなイタリア料理屋(飲み屋)に入った。
店内で犬が放し飼い。この犬はおとなしくて、かなりかわいい。
問題は経営者。客をいじめているような対応が延々と続き、だいぶ我慢したのだが、耐えきれず注文の段階で店を後にした。
とてもいやな思いをした。
久しぶりに程度の低い人間と関わった感じで、今でも気分が悪い。

しかし。
と、ふりかえって、今では思う。
自分が、観光客のおじさんに取った態度は、そのうち潰れるであろうイタリア料理屋の経営者の態度と、大差無いのではないか。と。
畑はお店では無く、おじさんはお客さんでも無いが、何となく悪い対応が似てる感じがする。
観光客は、いつかはお客さんになってくれるかもしれないし、それ以前に私にいやがらせをしようと思って来たのではない。逆に好意を持って来たのだ。

自分の、商売に対する心構えの甘さを感じた。
これからは、なんとかにこやかな対応ができるようになる気がする。
頭の中で、パズルのピースがパチッとはまったような感覚がある。
ホントに大事なことは、誰も教えてくれないんだよね。



しかし、農業って、自分が生産者であり、販売者であり、流通のことも考えなきゃいけないし、小さい単位だけどすごく総合的な事業だなーと思う。
いろんなことに目配り、気配りできないと、成り立たないから難しい。と同時におもしろい。
もう少し儲かれば言うこと無いんだけどな。

最近、色々と余裕がなくて、写真もあまり撮ってないので、ブログに載せる写真もなく、申し訳ありません。
写真が無いとおもしろさ半減だよね。
もう少し写真も撮ります。
落ち着くまで、もうちょっと待ってね。
数少ない写真。レタス苗。
涼しくなると、育ちが良くなります。
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また、ちょくちょく更新しますね。
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2016年4月から [農業]

2016年4月から、農業会社を辞めて、自分で農地を借りて営農することになりました。
今年の春は3日に1回くらいのペースで雨。土が乾きそうかなと思ったらまた雨で、農地での作業が滞ってはや1ヶ月。
土がぐっちょんぐっちょんで、入れないのね。
前途多難です(T_T)

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心臓を貫かれて [本]

私小説、ではないな。ノンフィクション。
著者は4人兄弟の末っ子。
兄弟、その両親、祖父母の時代まで調べ、現在の自分や家族の内面を、浮き上がらせる。
吐露する。
というのも、兄のうちの一人が、殺人を犯して死刑判決を受け、処刑されたから。
その処刑が、死刑廃絶の流れの中にあったアメリカで、10数年ぶりに行われたものだったから。
その処刑の実施を兄本人が望み、そして実施され、全米で大きな話題となったから。
その処刑のおかげで、著者も汚名をきせられ、代価を支払うよう要求され、誤解され、社会に対してうんざりしたから。
あるいは、自分が生きる理由をみつけるため。

何人も、生きる理由を探さなければならないような社会は、きっと長続きしないだろうな。
ホントは、そんな理由なんて無いんだから。
こういう本が出版されているという事実だけが、唯一の救いだ。

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心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)

心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)

  • 作者: マイケル ギルモア
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 文庫



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豆と命 [農業]

暖かくなり、毎日忙しくなってきました。
ナス、キュウリ、キャベツ、レタス、トマトにピーマン。
暖かいので、ちょっと目を離すとすぐに生長し、ホントに猫の手も借りたいような感じです。

そんな中、スナップエンドウは、我が社では春のメインになる野菜。
スナップエンドウなど豆類の多くは、晩秋ごろに播種し、冬の間に根をはってもらい、春にぐんと伸びてもらいます。
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こんな感じで冬越しです。
スナップエンドウは、自分では立てない、つるで何かに巻き付いて伸びていくので、下のようなネットを張ります。
杭を打って線を張り、ネットを通します。
この作業は少し大変です。
力自慢の人向き。
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暖かくなったら、スナップエンドウが、このネットにからみます。
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生長すると、ネットの上まで伸びます。
下から順番に花が咲き、実ります。
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これを収穫します。
スナップエンドウは、歯ごたえの良い、おいしい野菜です。

豆ついでに、他の豆も少し紹介。
ソラマメ。
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ソラマメは、小山の畑に植えて、収穫することなく高知に来たので、なんとかもう1回、つくってみたかった。
これも冬越しの豆です。
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ソラマメは自分で立つので、ネットは不要。
冬の間は細くて風や雨で倒れたりもしましたが、暖かくなってくると、結構立派に自分で立ちます。
花が咲いて実がつきます。
ソラマメは空豆と書き、実が空を向くからその名がついたとか。
ホントに空を向いて実り、熟してくると下を向きます。
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次はダイズ。
小さい時の写真しかありません。ごめんなさい。
ダイズは田んぼの転作で広くつくられているので、みなさんも見たことがあるかも。
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そしてこれは何でしょうか。
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試験的に植えてみました。
千葉は八街で有名な、ラッカセイです。
ラッカセイは、花が咲いたら、それが地面に潜り、地下で実になるとか。
どんな風になるんでしょうね。
見てみたいです。





蛇足。
あるいは自戒。

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豆は「豆粒のような」と言われ、小さいものを比喩します。
豆粒のような人生。
豆粒のような命。

唐突ですが、最近、命について考えさせられることがありました。

私は、小さな豆が、きれいに、たくさん成るように、場合によっては消毒して細菌を殺したり、殺虫剤で害虫を殺したりもします。
最近の農薬は弱く安全になったと言っても、害虫だけでなく、ただそこにいる虫けらも、死ぬかもしれません。
そして、そもそも植物にも命があり、その命をもらって、私は、食べて、売って、生活をしています。
それを悪いことと捉えるならば、自分の命を断つしかない。

いろんな命をもらって、そのおかげで、自分が生きている。
そのことは、決して忘れてはならない。
あらゆる命に対する敬意を、私は持ち続けなければならない。
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やっぱりハウス? [農業]

あんなに小さかったクロも、そろそろ8ヶ月になる。
まだまだ子供だが、こちらの気持ちを察してくれることが、以前よりも少し増えてきたような気がする。

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毎朝、勤め先にクロを連れて行って、仕事が終わったら連れて帰り、ずうっと一緒にいる。
そんな中、いつもと同じように見えるクロが実は、「少しずつ、新たなものを獲得し続けている」ことに気づいた瞬間は、何とも言えずまぶしい気持ちになる。
若いクロには、「成長」という言葉よりは、「Has been Growing Up」という言い回しの方が似合うだろう。
私はこれから、「以前よりもできなくなること」を少しずつ認めていかなければならない年代に差しかかる。
そんな中、今のクロの1/1,000でもいいから、新たに「獲得」できることも、できれば「Has been Growing Up」として、あってほしいと思う。



毎朝、クロを会社の外につないで、私はここに来ます。

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正確には、写真に写っている田んぼではなく、写真を撮るために立っている場所。
田んぼを畑に変えて、野菜をつくっています。
ただ、12月~2月くらいの間、大豊では、寒すぎて、路地野菜はほとんど育ちません。
その期間を利用して・・・。
そして、なぜかまたハウスを建てています。

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関東は火山灰由来の土壌なので、ハウスのパイプを立てるのには、それほど苦労しませんでした。
一方の大豊の土は、岩石が母材で、石、岩があるのが当たり前。
手で回して土に穴を開ける器具など、全く役に立ちません。
道路工事で使う機械。
何ていう名前なんでしょうかね。
エアーの力で「ぐがががが・・・!!!」と、岩を砕きながら穴を開ける機械。
それで穴を開けます。
完全にドカタ屋さんです。

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地面に穴を開け、ハウスの土台になるパイプを刺していきます。
ここまでで、すでに関東でのハウス建設の3倍くらいの労力が必要です。
でも、大変なのはここまで。
ここから先は、関東も大豊も、同じような作業です。
ただ、土の成り立ちの違いが大きいのだと思いますが、関東の土に比べて大豊の土は、水はけが非常に悪い。
ちょっと雨が降ったら、ぐっちゃぐちゃのどろどろになります。
沼の中で作業をしているような感じで、関東の10倍くらい疲れます。

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そして完成。
何棟も建てて、もうへとへとです。

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パイプハウスの小さいもの(数畝程度)を1棟建てるのに、業者さんにお願いしたら、数百万円かかるそうです。
土台や柱などがしっかりした、APハウスと呼ばれるものだと、さらに、かなりお高くなるそうで。
自分で農業経営を行う際には、1袋100円の商売をしながら1,000万円の経費を出すくらいなら、ハウスはあきらめて12月~2月は長期休暇と割り切って考えることも、できるかもしれません。

そんなことを考えながら、1月2月のハウスの中の写真。

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外は雪でも、ハウスの中だと、なんとか育つんですよね。
「ハウスがあれば、冬でも仕事ができる!」
と、考えてしまいます。
それから、トマト。
トマトは、路地で栽培する場合は、実の1つ1つに袋をかけてやらないと、雨がかかると実が割れてしまいます。
ハウスがあれば、その手間も解消できる。

なかなか難しいですね。
ぜいたくを言えばきりがない。

とりあえず、ハウスをたくさん建てたから、今年はまた大変になりそうな予感。
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犬を飼い始めて思うこと [いぬ]

犬を飼い始めた。
名前はクロ。
語呂が良いので、クロスケと呼んでいる。
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うちに来た時は生後2ヶ月とちょっと。
それまで、ペットショップの箱で飼われていた。
犬は、売り買いされて、何のために生きているのだろう、と、悲しくなることはないのだろうか。

私は、なぜか今、生きている。
今まで、自分の時間や気持ちを切り売りして、生きてきた。
買ってくれる人がいたから、生かされてきた。
そうは思っていなかったけれど、思い返せばそうだ。
悲しくなることは、ある。
でも、食べて、おいしいと思う。
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猫は、悲しくなさそうに見える。
餌がなければ、自分で捕ってくるんだろうな。
猫も売り買いされるけど、たぶん、そんなのは関係ない。
隣の猫をべろんと舐めて、あとは寝るだけだ。
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生かされて、生きて。
何のために生きてるのかという疑問には、答えが出ない。
食べて、寝て。
そして、クロスケと散歩に出かける。
いい天気だ。
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鳥の会議 [いいところ]

KO.DO.NA くんが、うちに遊びにきてくれた。

KO.DO.NA くんは、転職108回の経歴の持ち主だ。
KO.DO.NA くんは、うちに来て、朝7時くらいに寝て、夕方起きて、猫とあそんでいた。
KO.DO.NA くんは、小食なのに、山菜だけは人の10倍くらいのスピードで食べていた。
KO.DO.NA くんは、風邪をひいて熱があるのに、吉野川に飛び込んで、その後行った病院の看護婦さんにおこられていた。
KO.DO.NA くんに、高知に来て、どこか行きたいところは無いかと尋ねたら、「無い」と答えて、ずっとうちにいた。
そんなKO.DO.NA くんは、一人で大杉を見に行っていた。

そして、毎日、トランペットの練習は欠かさなかった。
何度もドレミファソラシドを吹いていた。
それが毎日だった。

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KO.DO.NA くんは、現代音楽家だ。
そして、10月25日、六本木SUPERDELUXE で、「鳥の会議」というライブを開催する。
きっと、すてきな夜になると思う。


http://kodona.web.fc2.com/schedule.html


riunione dell'uccello/鳥の会議

六本木SUPERDELUXE
https://www.super-deluxe.com/

開場 19:00 / 開演 19:00
料金 入場無料 (要ドリンクオーダー)

出演:

KO.DO.NA
http://kodona.web.fc2.com/

Sisters of Avalanche
Cal lyall (Solo)
http://www.subvalent.com/cal-lyall/

βCDJ:変なドレス+RGB
http://sound.jp/hennadress/

FLYER: 野坂実生
https://www.super-deluxe.com/room/331/https://www.facebook.com/events/439220492780194/



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赤い彗星(食べるの専門) [農業]

「あなたは普通の人の3倍のスピードでご飯を食べる」と、言われたことがあります。

農業を始めてから、ご飯をたくさん食べるようになりました。
食べても太らない。不思議なことに。
肉体労働者になったんだなー(詠歎)と、しみじみと思います。
Tシャツで隠れないところだけ、真っ黒く日焼けしてるし。

そんな赤い彗星(食べるの専門)は、労働の合間の休憩時間に、飴をなめるのが大好き。
普通の人の3倍のスピードでなめます。ぺろぺろぺろ。
赤い彗星(食べるの専門)のお気に入りはこちら。


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Kaldiというお店に売ってます。
オレンジ味の、スイスのアメ。
おいしいよ。
子供の頃、サクマのドロップの、オレンジ味だけ選んで食べてました。
あの味を、3倍くらい洗練したような、赤い彗星にふさわしい味です。


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大豊スーパーに売ってます。
その名も「パイン株式会社」という大阪の会社がつくってる。
ご想像通りの、昔ながらの味です。


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黒糖味の飴の中に、黒糖がそのまま入ってます。
2層キャンディ。
沖縄の黒糖をふんだんに使用し、なぜか三重県の会社でつくられてます。


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我が故郷、岡山県の雄、カバヤ食品がつくったタブレッツ。
ジューCって知りませんか?
http://www.kabaya.co.jp/juuc/index.html
岡山の子供たちはみんな、ジューCを食べて育ちました。
遠足のお菓子(300円以内)の中にも、だいたい入ってました。
あのジューCの中に、食塩の粒とクエン酸顆粒とキャンディチップが入ってると思ってください。
カバヤならではのタブレッツ。
遠足のお菓子から、時代変わって、今や肉体労働者の味方です。
そして、明日(10月4日)は、ジューCの日です。


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最後に、高知ならではの一品を。
これも、大豊スーパーに売ってます。
芋けんぴも、いろんな種類がありますが、ボクはこれが一番好きです。
芋けんぴの種類と味については、木村さんという文化財ライターのリポートをごらんください。
http://portal.nifty.com/2011/08/11/c/



そして、赤い彗星(食べるの専門)は、今日も働く。
おいしい晩ご飯を思い浮かべながら。
どかちんどかちん。
ダイコンいかがっすか~!


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命の視点 [農業]

ゆとりファームの赤いトラクター。
畑や山の緑を背景に活躍するトラクターの色は、やっぱり赤がいい。
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景観専門家の北澤さんによると、赤は緑の補色(正反対の色)だそうです。
補色調和という言葉があります。
補色同士の色の組み合わせは、互いの色を引き立て合う相乗効果があるらしい。


畑で別のちょっと赤いモノを発見。
土の中に何かいる。
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サワガニです。
大豊の田んぼや畑には、サワガニは普通にいます。
自宅の玄関にも出てきますよ。
ロードキルの被害にもあってる。サワガニ。
じめっとしたところによくいるので、町民にはあまり好かれていません(^^;)ちょっとかわいそう。


季節の赤色。
彼岸花。
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彼岸花って、よく見ると、6個の花の集合体なんですね。
じっくり見ると、意外な発見もあり、おもしろい。
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もうそんな季節なんですねー。
最近、朝晩、少し肌寒くなってきました。


そんな季節。
ダイコンの抜き菜を収穫中です。
ダイコンの種を5~7粒程度蒔き、少し育ったら3本程度を残して間引きします。
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その3本の葉っぱが大きくなったら1本を残して残りの2本を抜いて、「抜き菜」として出荷します。
畑に残った1本が、後日生長して、「ダイコン」になります。
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おいしそうでしょ。
破格の100円です。
今日、残りものを持って帰って、オリーブオイルと醤油で炒めて食ったら、すんげーうまかったです。
あのシャキシャキ感が、たまりませんね。


そしてネコ。
畑ではありませんが。
とある運勢学の権威が、なぜか20kgの蓄音機を片手にぶら下げて、うちに遊びに来てくれました。
http://www.youtube.com/watch?v=GLYMotbK6Gc&feature=plcp


食って。
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寝て。
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ネコを見てると、命の基本は、「食って。寝て。」なんだなーと思います。
仕事や、成功や失敗や、地域振興や、引っ越しも、スパイスみたいなもの。
堂々と「ただ生きる」ことが、ヒトにとっての「幸せ」でもあるのではなかろうか。
忘れがちな基本だけど、ボクは、「食って。寝て。」を、大切にしたいです。


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碁石茶と地域振興 [農業]

碁石茶って、知ってますか?
大豊町の特産品です。
お茶を蒸して、ムロでカビをつけて、さらに樽に漬け込んで乳酸発酵させたもの。
江戸時代といったスパンの昔から、四国の山でつくられてきたお茶。
現在では、つくっているのは大豊町だけとのことです。
役場のHPによると、
「碁石茶のように完全発酵させたお茶は、わが国において他に類がありません。甘ずっぱい香り、独特の風味、そしてタンニンが少ないことが特徴です。この碁石茶はかつて塩と交換する貴重な特産として生産されていました。」
とのことです。
碁石茶について、詳しくはこちら ↓
http://www.town.otoyo.kochi.jp/tokusan/  (役場HP)
http://allabout.co.jp/gm/gc/218751/  (All About)

ゆとりファームでは、碁石茶もつくっています。
ボクもつくりました。

まず、無事に良いお茶ができるように、神様にお祈りします。
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そして、茶刈り。
生えているお茶を、枝ごと刈り取ります。
わいるどだろ~。
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刈り取ったお茶の葉を、でっかい樽に詰めて蒸します。
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蒸し上がったお茶から、枝や悪い葉やゴミを取り除きます。
これが根気が必要。
結構時間がかかります。
人手も必要。
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選別が終わったら、ムロに入れて、カビをつけます。
下の写真の、左のきたないムシロは、とても大事なものです。
このムシロに、目的のカビがついています。
お茶の葉をムロに敷き詰めて、その上にムシロをかぶせて、お茶の葉にカビをつけます。
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ムロでカビをつけたお茶の葉を出してきて、もう1回、ゴミなどを選別します。
うーむ。
手間がかかる・・・。
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2回目の選別が終わったお茶の葉を、樽に漬け込んで、乳酸発酵させます。
ゴミ箱じゃないよ(^^;)
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そして、樽から出したお茶の葉を、適当な大きさに切り分けて、天日干しします。
数日干して、やっと完成。
干しているところを遠くから見たら、碁盤に碁石が置いてあるように見えるそうで、そこから「碁石茶」と呼ばれるようになったとのこと。
どうでしょう。
碁石のように見えますか? (^^;)
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ここに記載しただけでも、かなり手間がかかってることを、おわかりいただけると思います。
でも、大分端折ってるんですよ。
手間がかかるので、どうしても、値段が高くなってしまうんです。
スーパーなんかに置かせてもらって、販促したりもしてます。
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お客さんに試飲してもらいます。
そして、残念ながら、一般受けはしない味です。。。
酸っぱいお茶なんですよね。
歴史ある、日本で唯一の製法でつくられた、乳酸菌たっぷりの健康茶だと思ってくれるお客さんは、買ってくれるんですけどね。


こんな碁石茶ですが、一時は、農家さんが1軒だけになってしまい、碁石茶の存在が消えてしまう危機もありました。
大豊町の、歴史あるユニークなお茶を無くしてはいけない。
役場が中心となって、製造方法を規格化して品質を安定させ、販売を強化してひとつの産業として成り立つようにしたいと、様々な手を打った結果、今があります。
でも、まだまだ、とても「産業」というところまでには至っていません。
地域の振興とは、難しいものです。

ボクがサラリーマンだった時、「過疎高齢化がすすんだ地域で地域振興を行っていくためには、どうしたら良いか」といったテーマの仕事をしたことがあります。
そのとき、徳島県の佐那河内村という村の役場の人に聞いた言葉が、とても印象に残っています。

佐那河内村は、過疎高齢化の問題を抱えつつ、果樹オーナー制度など、地域振興のためのユニークな取り組みを実施しています。
派手ではありませんが、堅実な、独自の取り組みを行っています。
彼は、
「地域振興のために今までいろいろなことをやってきたが、その多くは失敗に終わった。でも、野球で言えば3割も打てば大打者だ。自分は、10の方策を実施して、そのうち3つでもうまくいけば大成功だと思うようにしている。そう考えて、今もいろんなことを試し続けている。」
と、言っていました。
7割失敗しても大成功。。。
そう言った彼は、カッコ良かった。
そして、地域振興は、それだけ難しいことなんでしょうね。

大豊町役場のとある人も、「できることはなんでもやる、という考え方でやっている。」と言っていました。
それだけ、過疎高齢化という現実に、追い詰められているということなんでしょうね。
碁石茶の製造販売の強化も、その「できること」のひとつ。
碁石茶が、3割の方に入るといいね。
大豊町の彼も、なかなかいい男。

佐那河内村も、大豊町も、いいところだよ。
そんな「いいところ」に、人がたくさん来るようになるといいね。
悪いところもあるけど、いいところもある。
そんな、いいところだよ。
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